- ペットロス対策について書かれた本では、ペットロスを癒すために新しい子をお迎えするのは有効だと書かれている物が多い。
- 悲しみを癒すために、前の子を亡くしてから三カ月もしないうちに新しい子を飼う人が多い。ペットショップの店主さんの言葉。
- 新しい子は気持ちの整理がついてから飼うのが望ましい。だいたい、三カ月から一年くらい様子を見た方が良い。ペットのいない生活をしばらく体験して、それでも欲しいと思ったら、飼うのが良い。
- 慌てて新しい子を飼うと、前の子に悪いのではないか?という罪悪感を感じやすい。
また亡くなった子が戻ってきたような気持で飼い始めると、別の生き物なので確実に違和感を感じる。飼い主、ペット双方にとってあまり良くない状況になりやすい。
うさぎのゆきが亡くなって40日後、うさぎ専門店に行ってきました。
10年飼ったうさぎのゆきが亡くなって40日後、うさうさ成分(うさぎから発せられる人を和ませるオーラ)の欠乏が深刻となり、どうしてもうさぎと触れ合いたくなって、比較的近くにあるうさぎ専門店にかずはむさん(妻)と一緒に行ってきました。
うさぎのケージが狭い店内に集合住宅のように積み重なって配置されており、子ウサギも含めて総勢で20匹近いうさぎがいました。
店主さんによると、私たちのように、うさぎを亡くしてから、すぐにまたうさぎが欲しくなって、買い求めに来る人は多いそうです。
私もゆさぎのゆきを亡くして3日もしなうちに衝動的に新しい子が欲しくなったので、下手をするとうさぎ依存症になってしまっているな、と感じたくらいでした。
新しく生まれた子ウサギたちは一匹を残してすべて売れてしまっており、売られているうさぎさんは2万円のオレンジのネザーランドのハーフの子だけでした(それ以外はペットホテルで預かっている子や繁殖用のうさぎさん)。
この子は、遺伝的に毛がふわふわで肌触りが良く、非常に人懐っこい性格であるため、すぐに売れるだろうと店主さんは思っていたようですが、なぜか売れ残ってしまったとのこと。たまに、一番売れるだろうと思った子が、最後まで残ることがあるそうです。
この子のケージを開けてもらって、撫でさせてもらいました。うさぎとの久しぶりの接触です。
この子は、遺伝的に人懐っこい性格の家系の子らしく、ケージを空けると撫でて欲しくて、寄ってきました。
これは、ゆきと非常によく似た行動なのですが、ゆきのように積極的に身体を擦り付けてくるということはしませんでした。おそらく、まだ信頼関係が築けておらず、甘えるというよりは、撫でられてると気持ちがイイ、という感情の方が強いだと思いました。
実際にこの子を家に連れて帰ったら、どなるか考えてみたら、たぶん、ゆきの居場所に全然違う子がいるような違和感を感じるだろうなと思ったので、強烈に欲しくなるということはありませんでした。
ゆきが亡くなって40日後、まだまだゆきへの思い入れが強いようです。
前にうさぎ飼育先輩の友達に新しい子をお迎えするのに最適の時期を尋ねたら、一年後が良いとアドバイスされました。
慌てて飼うと失敗するし、ペットのいない生活をしばらく体験して、それでも欲しいと思ったら、飼うのが良いと言われました。
新しい子が欲しい気持ちもありますが、今はまだその感情を抑えておいた方が良いだろうと結論して、うさぎ専門店を後にしました。