俺と彼女の明確な温度差
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「私ね。トオルのこと、よく分からなくなってきたの」

 ユキがそう言い出したのは、今にも雪が降り出しそうな曇天の下。俺が暫く前に数えるのを止めてしまった、何回目かのデートの帰り道だった。
 ともすればこれから別れ話に発展しそうな発言だが、俺に焦る気持ちは微塵も無い。
 ……一応、俺がデート回数を数えてないことを知っていて、ご立腹な可能性も無きにしも非ずだが。
 だがそれでも、俺の心を海に喩えるならば凪の状態。波も風も存在しない、静かな世界だ。
 勿論、このままユキが別れ話を切り出したなら、俺は荒れ狂う波に呑まれて溺れる自信がある。瞬間――というか刹那で、海底まで沈めると自負している。
 まあ要するに、俺はユキが大切だ。恥ずかしげもなく、そう公言できる。誰かが求めるなら、世界の中心で叫んでやっても良い。
 そして、そんな俺だからこそ「ああ、また始まりましたか」くらいの気持ちで、ユキの発言を理解してあげられる。
 身長の低いユキの歩幅に合わせた歩みを止めることなく、
「俺には、白い服でカレーうどん食べるユキの気持ちが分からない」
 と、返してあげられる。
 するとユキは、
「だって食べたかったんだもん。隣の人が美味しそうにカレーうどん食べてるのが悪いんだもん」
 と、小さな唇を小さく尖らせた。
「…………」
 海水温、二度上昇。ノンストップ地球温暖化。おめでとう、俺。ありがとう、俺。
「それに、私は最近の漂白剤の力を信じてるから」
「…………」
 頑張れ、漂白剤。負けるな、漂白剤。お前なら出来る、漂白剤。
 そんな風に、俺が応援歌を作詞・作曲しようかというところで「で、話は戻るけど」とユキは言う。
「私。トオルのこと、よく分からなくなってきた」
「具体的には?」
「例えば、さっきテーブルの角に股間をぶつけたトオルの痛みが、私には分からない」
「……うん、ごめん。あの痛みを女性であるユキに説明できるだけのボキャブラリーを、俺は持ち合わせてはいない」
 とても優秀なことに、吾輩の辞書に不可能という文字は記載されている。
 というか思い出させないでくれ。さっきの三分間くらいの悶絶が、カリフォルニア州知事みたいに「I’ll be back」してくるから。
「他には……この間ガードレールを華麗に跨ごうとしたけど失敗して股間を――」
「ごめん。これ以上、俺の息子を苛めないでくれ」
 ついでに俺の自尊心も。
 もしこれが過保護だというなら、俺はモンスターペアレントと呼ばれて結構だ。だって俺の息子も自尊心も、かの有名な液体金属みたいな強度と柔軟性はないんだから。
「あとは……今日のデート中にミニスカートの女の人のことを、トオルが目で追ってたこととか」
「…………」
 違うんだ。あれは俺のせいじゃないんだ。弁明の機会くらい与えてくれ。もし駄目だと言うなら、こっちは最高裁まで上訴し続ける覚悟だ。
 あれは、男として生まれた俺のサダメなんだ。運命と書いてサダメなんだ。
 男――いや、生物学上オスと分類される動物には、視線自動追尾機能(eyes homing system)が全車種標準装備なんだ。今ならカーナビをセットにしてもいい。
 だから許してくれ――じゃなくて、認めてくれ。
 というか、もしかしてユキさん、さっきからそのことを怒ってらっしゃいます?
「別に、全然。これっぽっちも怒ってないよ」
 と、表情一つ変えずユキ。
「……一体いつからユキは読心術を?」
「そんなのは出来ないよ。今の私じゃ精々頑張って読唇術が限界だよ」
「…………」
 よし。今度からは友達とのバカ電話(芸能人なら誰と付き合いたいか的な)も気を付けよう。
 というか、いやいや読唇術も充分すごいですから、と突っ込もうと思ったところで「で、また話を戻すけど」とユキは言葉を続ける。
「私ね。結局、人と人は分かり合うことは出来ないと思うの」
「と、言いますと?」
「読心術が出来ない以上、私にはトオルが今考えてることは分からないし。トオルの痛みも、トオルの恥ずかしさも、トオルの見てるものも、私には分からない」
 ――どれだけ一緒に居たって、どれだけ近くに居たって、絶対分からない。
「トオルは、何かに足の小指をぶつけたことあるよね?」
「……うん。そりゃあ、それなりに」
「そのとき、すっごく痛かったよね?」
「ああ。痛いとかそういう次元超えてた」
「だけどね、そのときトオルが感じた痛みと、私が感じたことのある痛みはイコールじゃないんだよ。場所も時間も力加減も、状況全てが違う。そして何より、トオルと私は違う人間だから、感じた痛みが同じであるはずがない」
「まあ確かに、痛かったという感覚を、本当の意味で『共感』することはできないな」
 それは似たような感覚を持ち寄って『共感』している気になっているだけだ。
「この間のガードレールの話だって、一緒に居た私も恥ずかしかったけど、それだってトオルのそれと私のそれは違う」
「……うん。実際、ユキはすぐさま赤の他人ですよ的なオーラ出してたしな」
 というか、暫く俺から数メートル離れて歩いてたしな。話しかけようとしても逃げるし。
「ところで、後学のためにトオルの実体験の感覚から教えて欲しいんだけど、ガードレールを華麗に跨ぐの失敗した後、すぐに周囲の人に対して何事もありませんでしたよ的なアピールをしたのは何で?」
 ――何事もあったくせに。がっつり股間強打したくせに。
 と、器用に目だけで笑うユキ。さすがは素敵な性格の持ち主だ。愛してるぜ、この野郎。
 だからお返しに何かユキの恥ずかしかった話はなかったかな、と脳内検索を始めると「まあ、それはいいとしてさ」と話を先に進める。
「私たちが見てるものも――見えてるものも、もしかしたら違うかも知れない。私が赤だと思っているものは、トオルにとっての青かも知れない。地域によって虹の色の数が違うように、人の数だけ見えてる世界がある」
 虹を二色で表す地域もあるのよ、とユキさんのプチ知識。
「だからもし、トオルに霊魂的なものが見えていて、それが原因でホラー映画に異常に恐怖するのだとしても、私はその感覚を知り得ることは出来ない」
「…………」
 ……うん。それ、ただ単に俺がビビりなだけ。
「例え私の隣にいるトオルが実は霊魂的な存在で、その影響でミニスカートの女の人を目で追うのだとしても――」
「頼む。殺したいほど怒っているのなら、一発殴ってくれ。もしくは、いっそ殺してくれ」
 相手がユキなら、俺は本望だ。
 するとユキはさらりと、
「やだよ。手が痛くなるし、トオル如きのために刑務所にも行きたくないし」
 と、本気で眉間に皺を寄せて言った。
「…………」
 ……さすがにトオル如きは無いよ、ユキさん。本当に俺が霊魂的な存在だとしても、それは傷付くよ。というか、その言葉が致命傷だよ。もう死んでるのにさ。
 そんな感じに俺の心が今日の寒空と同化し始めたところで「まあ今までの話を要約すると」と、ユキは本題を切り出した。
「私は、トオルのことがよく分からない。トオルが霊魂的な存在ではないのだとしても、他の誰かと本当の意味で『共感』できない以上、トオルが存在してると私は言い切れない」
 ――トオルが私の妄想だって可能性を、ゼロにすることは出来ない。
「トオルの考えも、痛みも、恥ずかしさも、見てる景色も、私は何一つ『共感』出来ない。トオルが隣に居るという存在証明を、私は何一つ持ち合わせていない――今は」
「今は――と、言いますと?」
「近い未来――というより今、私は存在証明を手にする方法を一つだけ知ってるから」
「へえ。具体的にはどんな?」
 と、俺が訊くと自信に満ち溢れた顔で、
「手を握り合うことで相手の体温を認識し合い、お互いが隣に居るということを『共感』するのよ」
 と、ユキは笑った。
 そしてついでに「手にする方法は、手でする方法なのよ」と、不敵に笑った。
「…………」
 ……ごめん。今の台詞は余計だったと、俺は思う。
「というか、私が冷え性なの知ってるんだから、私が言い出す前に握ってきなさい」
 手をつなぐためにすごく遠回りしちゃったじゃない、と小さな唇を小さく尖らせながら小さな右手を差し出すユキ。
 だからここは素直に、
「これからは善処します」
 と、俺の知りうる最高の優しさで、その手を握りしめる。
「おお。トオルの手、温かい」
「そりゃどうも。俺の方は冷たいけどね」
 するとユキは「なら良かったじゃない」と、ようやく今回の哲学の最終結論を出す。

「この温度差こそ、お互いが隣に居るっていう存在証明になるんだから」

維川 千四号 hEuaFaM4H2
http://mypage.syosetu.com/80924/
2010年10月01日(金)11時48分 公開
■この作品の著作権は維川 千四号さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
 初めまして、維川 千四号(イガワ チヨゴウ)にございます。
 今拙作は『萌え』と『哲学』の融合と聞きまして「さらに『ツンデレ』要素を混ぜたらどうなるのだろうか」と思い、書き上げた作品です。
 つまり『哲デレ』です。
 なので私の理想・妄想全開仕様となっております。今更ながら悪しからず。
 普段は『小説家になろう』で活動しておりますので、よろしければそちらも是非。
 勿論、今拙作の感想・評価も自薦他薦問わずお待ちしております。なので家族・親戚・友人・隣の奥さん・近所の野良猫と一緒にお読み頂けると、ありがたく思います。
 ではでは。

★追記(2010.10.3)
 小話というか裏話というか。
 実はトオルとユキには明確な年齢設定をしていません。
 社会人、大学生、高校生、中学生、はたまた小学生。
 貴方にはどのように見えましたか?
 ちなみに私は× × × に見えてます。
 今拙作は『読み手によって変わる物語』という“作者と読者の明確な温度差”でもあるという小話というか裏話でした。
 ではでは。


この作品の感想をお寄せください。

2011年02月18日(金)13時44分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆真柴竹門さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 ノリノリで書きましたので、ノリノリで読んでもらえて光栄です。
 私自身あまり哲学に明るい方ではないので、あまり哲学変人にできなかったのですが、それが幸いしたようでありがたい限り。

pass
2011年02月15日(火)17時26分 真柴竹門  +30点
はじめまして、真柴竹門です。十二月に本作を読了しましたが、失礼ながらも感想を投稿し忘れてたので今日になって投稿します。

ユーモラスな文がたっぷりだから読者のほうもノリノリで読めますな。ヒロインと主人公も面白いから、笑いに隙がないのです。
哲学は、クオリア問題ですか。こういっちゃなんですけど「あなたの気持ちがわからない」って女性の常套句のような気がします。
キャラも「普通人と変人の境い目」に位置する存在ってのが良い感じです。そしてオチも「善があるから悪がある、熱があるから冷がある」的な哲学的ラストが小気味いいです。

点数ですが、三十点です。それでは、どうもありがとうございました。

95

pass
2011年02月06日(日)21時58分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆感想さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 確かに場面転換も何もなくて、つまらないモノになってしまいました。猛省せねば。
 とりあえず最後の台詞を書きたくて書いたモノだったので、お褒め頂き光栄です。

pass
2011年02月05日(土)15時14分 感想  +30点
クオリティ高い文章です。
特に事件もなく、最後まで行ってしまったので、
期待はずれで、作品としてはそれほど高い評価ではありませんが、
最後の一文でうまく作品がしまった感があって好印象になりました。
103

pass
2011年01月10日(月)22時18分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆色音さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 結局は男女がイチャイチャしているだけの内容なので、記憶に残る――というか、残す必要がないんですよ。
 何となく面白かった、なんて覚えてもらえれば嬉しい限りです。

pass
2011年01月10日(月)22時05分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆モーフィアスさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 というか褒めまくって頂き、本当にありがとうございます。ですが、そんなに大した者じゃありませんよ、私なんて。(照
 哲学方面に関して疎いもので、ラノベと判断してもらえればありがたいです。

pass
2011年01月09日(日)22時55分 色音  +20点
面白かったです。
面白かったのですが読んでから2日経った今日、内容をよく思い出せない、そんな作品でした。
こういうストーリーラインが(ほとんど)無いお話を「面白い」と思わせることができるのはやはり文章の力、作者さんの力だと思います。
(この作品に中身が無いというつもりは毛頭ありませんが)私は中身が無いような出来事を面白く読ませることができる作者さんのような人のことをまさに「文学作家」と呼ぶのだと思っています。
ただ、やはりストーリー性が薄いぶん私の記憶にも薄くしか残らないようです。
音楽で喩えるなら、演奏は非常に上手いけど曲がイマイチ……という感じでしょうか。
106

pass
2011年01月07日(金)05時41分 モーフィアス  +30点
 なるほど。
 なんで500点あるのか、理解しました。

 他人の興味を持続させる努力を最大限に行っているからですね。
 読者を飽きさせないように、冒頭から面白い書き方が為されていて、間断なく続いている。
 特に面白くもない情景描写も無ければ、世界観や人物の解説も無い。
 面白く無い文章は一切禁止で、面白可笑しく書いている。
 
 ほとんどの人は、他人のことを全く意識していません。自分の頭の中にある物語を時系列順に並べていくだけです。だからほとんどの作品は退屈で、面白く無い。対して、この作品は完全に一線を画しています。作者がちゃんと頭を使って、常に他人を興味を引っ張る努力をしています。

 けど、わずかに9枚の作品。
 分かります。
 いちいち面白く書くためには常にアイデアを考えつつ、一行ごとに頭を使わなければなりませんから。
 この密度で200枚書ければ、たしいたもんなんですけど。

 ただ、個人的には、これのどこが哲学だ、って感じですが。ただのライトノベルズです、これでは。他でも書きましたけど。
 このサイトの読者相手に哲学を書くとしたら、はたしてどういう形があり得るのか、疑問です。

 けど、哲学はともかくとして、いちいち表現を考えるセンス、他人の目を意識できている点など、このサイト向きの文章力としては、一番じゃないかと思いますよ。

100

pass
2010年12月22日(水)16時30分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆開蔵さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 確かに、遊牧民と定住民の思考の違いは面白いですね。私も新発見です。
 ユキは肉食小動物系(有毒)だと思ってもらえれば幸いです。(笑

pass
2010年12月19日(日)22時32分 開蔵  +30点
学生かな、若々しくていいねーって感じだったのに「善処します」ってあると急に社会人に見ちゃうッ。不思議発見!

他者が分からないのはいいことですね。分かった気になっては、自分が所有してる気になってはメッ!
他者はいつまでたっても私にとっての他者、他所者。
だからこそ他者を迎え入れることができるし、迎え入れたいと思う。
あ、遊牧民が客を歓迎するのに対して定住民が家に厳重ロックするのは面白いな!
これは面白い着想をいただきました。

>小さな唇を小さく尖らせながら小さな
ユキちゃんはちっちゃいんですね!毒のある小動物系なんですね!つぁあああああああああい!

こうして本音で切りあえるってのは珍しいですよね。漫画やラノベやアニメでは当たり前ですが。
ともあれ暴力的な、流行りの言葉で言えば肉食系のじゃれあいを見るときのような
微笑ましさと羨ましさと危うさを感じました。マンダム。

ラストはそうですねぇ、個人的にはユキんこにトオルの手を強く握って欲しかったかなぁ。
109

pass
2010年12月14日(火)11時47分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆nさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 確かにそうですね。『手をつなぐために』はあの時点では蛇足ですね。
 哲学に関してあまり知識がないので、哲学的だったと言って頂けるとありがたいです。

pass
2010年12月12日(日)09時46分 n  +20点
面白く、女の子も可愛くて良かったです。
私には彼女は高校生くらいに感じられました。

「手をつなぐためにすごく遠回りしちゃったじゃない」の「手をつなぐために」は必要はなかったかもしれません。読者の頭の中に既に浮かんでいることをわざわざ説明されてしまうと、ちょっとしらけます。
ツンデレな彼女が「手をつないで」と素直に言えなくて遠回りしているのなら、私としては最後まで言わないで欲しかったです。
オチのところはそういった細かいところが一番重要だと思うので・・・

「クオリア」の考察が浅くても、その言葉を直接用いず、恋人同士の「哲学的な論議」になっているので、十分かと私は感じました。
100

pass
2010年11月17日(水)23時27分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆ジューダスさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 ご趣味に合わなかったこと、そして哲学的考察が薄弱だった点、申し訳ありません。純粋なる私の力不足です。
 ですので、マイナス評価は真摯に受け取らせて頂きたいと思います。
 この度は率直なご意見、改めてありがとうございました。

pass
2010年11月06日(土)23時03分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆大地さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 私は哲学に明るい方ではないので、ご指摘頂いた点に関しましてぐうの音も出ません。その通りです。
 ですが「細けぇこたぁいいから手ぇつなげよトオル」と思って頂ければこれ幸い。

pass
2010年11月06日(土)22時57分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆svaahaaさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 二人の掛け合いだけの本拙作となっておりますので、楽しんで頂けたなら嬉しい限り。あまり『文学』にすると『萌え』っぽくないかなぁ、とラノベ風にしてみました。
『温度差=存在証明』は完全に矛盾しています。ですが、それはただの口実だと思ってもらえればありがたいです。
 微力ではありますが、『哲学的な彼女』に貢献していきたいと思います♪

pass
2010年11月06日(土)20時37分 大地 L1IWnG72Rs +30点
読みました。
キャラクターはよくできていて、読んでいて安定感のある感じがよかった。
ですが、細かいところでちょっと気になったのは、

>地域によって虹の色の数が違うように、人の数だけ見えてる世界がある

ですね。というのも、前述のクオリアの話と虹の色の話は性質がまったく違う訳でして。
ご存じだとは思いますが、虹の話はただの言語の問題で、例えば「虹は三色だ」と言う民族は、「〜色」という言葉の指す色の範囲が広いというだけで、七色(赤橙黄緑青藍紫)が見えない訳ではないんですよね。
実際、彼らにこの事実を指摘すれば、より精密に色分けをするらしいです。

知覚が存在証明にならないのは、まあ「細けぇこたぁいいんだよ」ですね。
105

pass
2010年11月06日(土)11時23分 svaahaa I0z7AdLSAc +30点
彼と彼女のかけあいが楽しかったです。キツい冗談をいっても笑っていられるところに、二人の絆を感じました。ラノベ好きの私としては、コミカルな地の文も好みです。企画の意図はラノベよりだと思うので、これでいいんじゃないかと。

蛇足でつまらないことをいわせてもらうなら、「温度も共感はできないんだから、存在証明にはならないだろ」と思いましたが、このきれいな世界観では無粋なツッコミですね。すいません、無視してください。

このままいけば「哲デレ」のスタンダードがユキになる、なんてことになるんですかね? 実力者たる維川さんには是非、別の機会にもこのような作品を書いていただいて、「哲学的な彼女」の普及に貢献していただけるとうれしいですね。特に私が。
109

pass
2010年11月04日(木)12時10分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆まちーさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 そして、お褒め頂き光栄にございます♪
 何かもう、ここまで拙作を語れるまちーさんの才能に感心です。
 気に入って頂けた箇所は、私もお気に入りのところだったので、とても嬉しいです。
 ではでは。

pass
2010年11月04日(木)11時59分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆サムさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 言葉選びについては『作りモノ』として思って頂けるとありがたいです。
 一種の喜劇の台詞、なんて考えで作っておりますゆえ。

pass
2010年11月03日(水)23時42分 まちー RCPb5pz4Tw +40点
何から何まで綺麗に整っていました。おみごとです。
文章は読みやすく、会話文と地の文のバランス、言葉遊び、描写、流れ、全て引っかかるところなく安心して&楽しみながら読み進められました。
ストーリー的にはラストまで読めば大きな事件も捻りもない、王道といえば王道のストーリーですが、そんな想定の範囲内のラストにたどり着いても尚、読後感が心地良いのは、物語全般に漂うお茶目さと優しさ、それらのおかげではないでしょうか。

哲学的要素は、彼女の会話文に十分感じ取れました。哲学をするパートの部分にも穏やかな優しさ、愛を感じました。

萌え的要素ですが、彼女が実は穏やかなツンデレだった感じが良かったです。トゲトゲした攻撃的なツンデレではない感じに、萌えました。

以下、気に入った箇所です。

>「頼む。殺したいほど怒っているのなら、一発殴ってくれ。もしくは、いっそ殺してくれ」
>「やだよ。手が痛くなるし、トオル如きのために刑務所にも行きたくないし」

爆笑w

>「この温度差こそ、お互いが隣に居るっていう存在証明になるんだから」

このラストの一文がいいですね、哲学的な彼女の萌えセリフど真ん中に感じました。

ずば抜けたクオリティの作品に感じました。
ではでは☆



109

pass
2010年11月03日(水)20時57分 サム  +20点
面白かったです。でも少し、彼の内心の言葉が気の利きすぎている感じがしました。でもラノベとして、読ませるものとして、とてもいい感じもします。
108

pass
2010年11月01日(月)14時27分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆キャンさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 キャンさんのように皆様が感想と点数を入れてくれているおかげで、現状があるだけです。そしてその事実にただ感謝です。
 おそらく書き手ではなく、読み手の実力があってこそだと思っています♪

pass
2010年11月01日(月)01時53分 キャン  +10点
甘くてよいと思う。しかしここまでずば抜けるほどかと思ったのも事実。ラノベの雰囲気のようなものが良く出ているのか、いずれにせよ書き手の実力に相違無いだろう。こちらの好みの問題だともいえる。彼女は実に良かった。
109

pass
2010年10月29日(金)00時41分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆秋山陸太郎さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 皆様のおかげで高得点を頂いているので、私なんてまだまだ。
 しかし裏切りを目標にしていましたので、シメシメといった感じです。
 是非ともお暇がありましたら、なろうの方もよろしくお願い致します。

pass
2010年10月28日(木)17時53分 秋山陸太郎  +20点

くっ。……淡々と読み進めてしまった。
高得点小説は並じゃないですね。
僕なりにオチ予想をたてていたのですが……見事に裏切られました。
良い意味でですよ。

●オチ予想。
主人公とヒロインがキスをして、その温度差、みたいな予想を。

…語彙も豊富で羨ましいです。この作品が面白かったので
小説家になろうの方でも千四号さんの作品を読ませて頂きます。
それでは。
111

pass
2010年10月27日(水)19時49分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆かまたかまさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 どうにもギャグ好きなので、多くなってしまいました。
 また、萌え要素が足りなかった点も、申し訳ありませんでした。

pass
2010年10月26日(火)10時46分 かまたかま K83xKd4J1k +20点
 どうも、かまたかまです。

 正に王道な作品でした。悪い意味では無く。
 ちょっと個人的にギャグが多すぎて作品から心が離れてしまいましたが、ユキが可愛い。
 最後の締めまでの流れがとても滑らかで、読後感がとても良かったです。
 ただ、個人的にあまり萌えはしなかったな、という感想です。

 以上の理由でこの点数です。

 ではでは。
103

pass
2010年10月11日(月)17時29分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆フクミハルカさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 この二人には、これからも良いバランスで生きていって欲しいものです。……作者ながら。
 カレーうどん(とろみ付き)は体の内側から温まりますよねぇ。

pass
2010年10月10日(日)14時54分 フクミハルカ mK97QW1o6Y +10点
初めまして、フクミハルカと申します。
楽しく読ませて頂きました。
トオルとユキはこれからも末長く幸せになってもらいたいものです。いやしかし、これから何とも苦難の多そうなカップルだとも思いました。

寒い日に食べるカレーうどんは美味いですよね。
個人的にはそこに一番共感しました。

109

pass
2010年10月07日(木)17時25分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆witteさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 その感情が恋であれば、作者としては最高の幸せです。
 どうぞトオルからユキを奪い取ってください。(笑

pass
2010年10月07日(木)02時48分 witte  +40点

 拝読させて貰いました!
 面白かったです!
 何でしょう、ユキさんの台詞の一つ一つに只々惹き付けられてしまいます(笑)
 もしや、これが恋……なのか……?

 このテーマは取っつき難い、と先入観を抱いていただけに、とても楽しめました。

 トオル君の語り、僕は大好物でしたよ(笑)
 
 今の私じゃ読唇術……
 トオル君の作詞・作曲を阻止し、読唇術に対してのツッコミを阻止し、ユキさんの恥ずかしい過去話の脳内検索を阻止し……
 ……あれ? おかしいな?


 色んな要素を感じ取れる作品を、ありがとうございました!
 
115

pass
2010年10月06日(水)18時10分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆リュウジさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 ユキを通して学生時代を思い出してもらえたのなら、書き手として嬉しい限りです。
 これからも頑張っていきたいと思います♪

pass
2010年10月06日(水)11時18分 リュウジ  +30点
ゆうちゃん(裕さん)のススメで読ませてもらいました!
新ジャンルの『哲デレ』がこの先どう発展するのか?
個人的には楽しみにしてます♪♪
ツンデレは解釈論が当初とは違った方向にベクトルが向いてる気がしなくもない昨今ですが…
それらをMIXして、続編があがれば‼
楽しみしたいし♪
新たに買い下ろしされる時も目を通してみたいです☆
手を繋いで欲しいだけに!
遠回しな言い方と彼を責める彼女の可愛さには
ほのぼのとして
学生時代の淡い自分を思い出しそうで
こそばゆい感じでした(笑)
それでは、執筆活動、頑張ってください‼

101

pass
2010年10月06日(水)00時12分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆といちさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 トオルの好き嫌いは、はっきり言ってしまえば覚悟の上です。
 無言君を表現したかったのですが、さりげなく出来ていなかったのは私の力不足ですね。

pass
2010年10月05日(火)23時54分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆licotteさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 これから結婚になるのは、まだ早いですかねぇ。

pass
2010年10月05日(火)01時02分 といち  +30点

テーマにうまく、なおかつ分かりやすく合わせた話だったと思います。
オチも綺麗で、最後のセリフにも力を感じました。
トオルとユキの出会いも気になりますね。

語り部としてのトオル君は、好みが別れると感じました。
三点リーダーで無言を表すのも、多かったので気になります。
これは、意識してのことでしょうか?
103

pass
2010年10月05日(火)00時05分 licotte  +30点
感想書かせていただきますlicotteです

大学生辺りだと思い読んでいました
これを機にトオルは結婚とか考えてくれると思いました
100

pass
2010年10月04日(月)14時31分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆栗の木さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 トオルと一緒に喜んでもらえたのなら、私も嬉しい限りです。
 なるほど、栗の木さんは高校生ですかぁ。参考にさせてもらいます。

pass
2010年10月04日(月)14時24分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆もっぷねこさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 そしてニヤニヤ、ありがとうございます。
 ネタは極力全年齢層にわかりやすいモノを用意したつもりだったのですが、まだまだ私の力不足ですね。申し訳ありません。

pass
2010年10月04日(月)13時56分 栗の木  +30点
読ませて頂きました。
トオルの気持ちはすごい分かります。
その場で跳ねちゃいますよね。(笑)
オチも分かりやすくて素敵でした。

ちなみに僕は高校生だと思って読んでました。
108

pass
2010年10月04日(月)12時02分 もっぷねこ crj5rcA1jk +40点
初めまして、感想書かせて頂きます。

タイトルはきっとそのままの意味ではないとは思っていましたが、最後まで読んで「なるほど、うまい!」と思いました。
ニヤニヤしました。
ユキさんの属性はツンデレ+哲学+(若干)Sといった感じでしょうか。
「トオル如き」の下りが一番心の中で笑いました。

トオルくんの一人語り(のネタ)は概ね誰でも理解できるものを選ばれたと思うのですが、まだ若干人によっては通じない所もありそうなので、もう少し捨取選択したほうがよいかもしれません。ここは難しいところですが。
後、視線自動追尾機能の括弧内は素直にせずもうちょっとネタに走っても良かったかも?(超個人的願望ですが)

こういうの、好きですよー。
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2010年10月03日(日)15時18分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆呟き尾形さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 『哲デレ』っぽく哲哲した挙句、最後にデレデレしてみました。
 にやり、というのが私にとっての最高の賛辞で、喜びです♪

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2010年10月03日(日)15時09分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆岸田四季さんへ……
 感想、ありがとうございます。
 新ジャンルかは分かりませんが、幸い『哲デレ』にはなりました。
 岸田さんらしい作品、私も待っておりますよ♪

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2010年10月03日(日)14時59分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆神埼ミキさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 結論として『ただ男女が手をつなぐだけの話』でした。
 今企画の主題『哲学的な彼女』らしく思えて頂けたのなら、嬉しい限りです♪

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2010年10月03日(日)14時45分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆リュカさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 楽しんで頂けて、何よりです。
 もし機会がありましたら、二人の出逢いも書いてみたいと思います。

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2010年10月03日(日)14時35分 維川 千四号 hEuaFaM4H2 作者レス
☆安藤ナツさんへ……
 感想、ありがとうございます。
 どうぞトオルに八つ当たりしてください。(笑
 そしてトオルの一人語りがご趣味に合わなかったこと、大変すみませんでした。
 私も、トオルに八つ当たりしておきます♪

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2010年10月03日(日)09時37分 呟き尾形  +10点
こんにちわ。呟き尾形と申します。

 
 たいてい、女性の側が「●●くんのことわからない」
 というのは、別れの合図で、別れ話かとおもわせておいて、最後にうまくまとまったというのは上手にまとめられていたかと思います。
 まさに、哲デレというところでしょうか。

 軽快な文章は、軽く映画などをほのめかすあたりは、おもわずにやりとしました。



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2010年10月02日(土)21時35分 岸田四季  +30点
 会話文やトオルの考えていることの軽いタッチと地の文のシリアスなタッチのギャップがとても良かったです。
 最初はユキが何が言いたいのか分かりませんでしたが、最後に来て一気にデレる。そのギャップも良かったです。
 これなら『哲デレ』という新しいジャンルとして確立できそうですね。
 これはとても参考になりました。ありがとうございます。
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2010年10月02日(土)21時08分 神崎ミキ  +20点
はじめまして。
読んでいて楽しかったです。
結論、ユキさんは手を繋ぎたかっただけなのか!
(それと嫉妬もあるのかな?)
ただそれだけを、長々と飽きもしない台詞回しで……さすが『哲学的な彼女』、感服しました。
二人の話を、もっと見たいと思える今日この頃。
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2010年10月01日(金)18時04分 リュカ  +20点

はじめまして。
楽しく読ませていただきました。
トオルくんもユキさんも可愛らしくて素敵です。

二人の出会いから、今の関係に落ち着くまで、ユキさんの思考に今よりずっと振り回されるトオルくんの、その期間を読んでみたいと思いました。
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2010年10月01日(金)14時29分 安藤ナツ fFd05wNIyc +20点
 始めまして。感想を書かせてもらえます。

>「この温度差こそ、お互いが隣に居るっていう存在証明になるんだから」

 何で互いを『共感』できない癖に、手を繋いだら存在証明になるんだよ! 手を繋ぐだけに遠回りしすぎなんだよ!
 とトオルに八つ当たりしたくなるくらい、『哲学的な彼女』だったと思います。哲学ラブコメ始まりましたね。
 これが一番なんですけど、っていうかそれ以外忘れるくらいにユキが可愛らしかったです。

 ただ、トオルの一人語りが少々趣味に合いませんでした。テンションの高い低いの差が読んでいてついて行きにくく思いました。
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合計 25人 640点


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