彼女は『彼女』なのか?
<<一覧に戻る | 作者コメント | 感想・批評 | ページ最下部
やぁ、はじめまして。
ボクはね、『哲学的な彼女』さ。
ふふ、『哲学的な彼女』――あぁ、なんていい響きなんだろう!

ところでさ、一つ訊きたいんだ。
『哲学的な彼女』っていうけれど、じゃあボクはキミの『彼女』なのかい?
キミはボクを『彼女』と呼ぶよね。
そう、『哲学的な彼女』とね。
それはさぁ――ねぇ、はぐらかさないで真剣に応えてよね――『どっちの意味で言っているんだい?』
「’She’ is philosophic.」?
それとも、
「’My girlfriend’ is philosophic.」?
さぁ、どっち?

・・・沈黙かい?
ふふ、まぁ、それもいいよ。
「沈黙もまた解なり」ってね。


それにしても、日本語というのは曖昧だよね。
『彼女』という言葉一つとっても、こんな具合さ。
人称としての『彼女』、関係性としての『彼女』――

前者だと、その『彼女』は全くの他人。
ボクとキミがいて、そして『彼女』。
『彼女』は蚊帳の外さ。

かと思えば後者。
こっちだと、キミがいて、そしてボクがその・・・キミの・・・
はは、言葉にするのもちょっと恥ずかしいね。


――って、聞いてるのかい?
人がちょっとマジメに哲学的な話をしてればこれだよ。

え、さっきの話をずっと考えていた?
『今の関係は、「今の」三人称の視点で見れば、確かにただの「彼女」であり、’She’としか言えない。けど、キミと話していて、「未来の」三人称の視点で、その「彼女」が’My girlfriend’になっていて欲しいと思っている自分がいることに気がついた』だって!?
キミ――それはちょっとした告白になっているよ?




――ま、ボクも、どこかちょっとズレているそんなキミがキライではないんだけれどね。
だって、ボクはキミの、哲学的な『彼女』、なんだし。
いも 

公開
■この作品の著作権はいもさんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
なんか深夜のテンションでざざっと書いてみました。


この作品の感想をお寄せください。

2011年02月15日(火)17時55分 真柴竹門  +30点
はじめまして、真柴竹門です。十二月に本作を読了しましたが、失礼ながらも感想を投稿し忘れてたので今日になって投稿します。

何ですか? このインチキ臭いマジシャン風のお方は?(笑)。「沈黙もまた解なり」……あなた、ちょっとお黙りなさい。
「彼女」という人称についての考察は、哲学的というよりも文学的ではないかと。
そして最後のオチで、インチキマジシャンのイメージに「ボンソワール」なキラキラ光る男ってのが追加されました(『彼女』っつってるのに〔笑〕)。

あと「いぢわるな質問」でも書きましたが、本作が私に小説を書く勇気を下さいました。
「こんなレベルのでも投稿していいんだ」という意図は見事に成功しています。そして、本作と作者に感謝致します。

点数ですが、三十点です。それでは、どうもありがとうございました。

73

pass
2011年01月15日(土)01時36分 開蔵   +10点
You are philosophic girl.月並みですがYOUとYOUで呼び合える関係になりたいので、私はこんな感じですかね。
マイガールフレンドとしなかったのは、やはり彼女は「彼」女、決して汲みつくすことのできない
遠さというか他者性?そんなアレをもっていると思ったから。なわけでなんか「マイ」ガールフレンドにはしたくなかったっす。
むしろphilosophic girl is mine!って勢いかもぽこですけどぽこ?!

74

pass
2011年01月15日(土)01時35分 安藤ナツ   0点
 どうも、安藤ナツです。

 今回の企画では珍しい、女性の一人称は新鮮でした。
 手探りの一作目にして、哲学的な彼女と言う言葉の意味に切り込むそのセンスはうらやましいです。
 ただ山場が何処にあるのかわかりにくくて、そこがマイナス点でしょうか?

63

pass
2011年01月15日(土)01時35分 キャン  0点
一作目から彼女とは何かという問題提起?があってさすが哲女企画だなと。これからも彼女たちのおしゃべりが楽しみだ
62

pass
2011年01月15日(土)01時34分 いも  作者レス
みなさん、感想ありがとうございます。

ぶっちゃけた話をすれば、起承転結・・・という意識すらしないで書いてました^^;
動機は、
・飲茶さんが「ハードルが高いんじゃないか」と気にしていたので、超短編で、それほど哲学っぽくない「ふとしたヒトコマ」を扱っているようなのがあれば、「こんなレベルのでも投稿していいんだ」と思ってくれる人もいるんじゃないかな、と思った。
・企画トップ絵の女の子を見て、「これはボクっ娘! しかもちょっと不敵に笑う感じの!! こんな感じの子に上目遣いで迫られたらヤバいかも!!!」というインスピレーションが走った。
といったところです。
なので、あまり練りこんではいません。
(もっとも、「転」の部分で文章量を持たせられないのは、自分の力不足です。苦手で^^;)

気付いている方も多いでしょうが、この文体では男の子側のセリフが(直接的には)一切にありません。
これは、「読者さんが『彼女』と面と向かっている」「『彼女』は読者さんに直接語りかけている」という視点を生み出すためのものです。
読者さんを「神の視点」にせず、「登場人物の一人」にする、というか。
このため、読者さんと『彼女』は1対1であり、読者さんの数だけ『彼女』は存在するとなります。
多重的な存在なんですね、『彼女』は。
自分は先の動機に書いた通りの彼女をイメージして書きましたが、読者さんが読んだときに目の前にいる『彼女』は「読者さんのための彼女」であって、どうイメージされるかは読者さんの自由です。
なので、あえて彼女に関する記述は一切を書いていません。
もっとも、それが小説と呼べるものなのかといえば、「?」なわけですが^^;


pass
2011年01月15日(土)01時33分 かまたかま  +10点
 どうも、かまたかまです。

 哲学そのもののように形の見えない「彼女」ですが、こういう独特のお話は嫌いでは無いです。
 しかしこういった類のお話にしては終盤まで簡潔過ぎる気がします。

 私的には「萌え」がこの企画における判断基準であるので、この作品はこの点数で!

75

pass
2011年01月15日(土)01時33分 音葉くらげ  +10点
ボクっ娘の二人称がキミってのも好評価でした。分かってらっしゃる。

>ねぇ、はぐらかさないで真剣に応えてよね
細かいことをいってしまうと、この部分だけ彼女に対して抱くイメージと若干のズレがありました。真剣に応えて欲しいなとかいってるイメージだったもので。ねぇ、でなくふっとか。いや、勝手な妄想ですけど。

駄文でお邪魔しました。

74

pass
2011年01月15日(土)01時32分 じょにぃA  +20点
初めまして、じょにぃAと申します。

「彼女は『彼女』なのか?」を読ませていただきました。
できる身分ではありませんが、批評したいと思います。

面白かったです。
形式としては、ショートショートの本質そのものとも思え、何だか星新一さんを思い出しました。
ただ、テンポよく話が進む中、後半で急にテンポダウンする感じがしました。いいテンポ流れていたのに、転の説明で、読者に読ませてしまうような感じがして、何というか「ドキリ」というか「オオォー」というかする部分が若干弱く感じてしまい、そこが個人的に残念でした。
起や承にも読ませる部分があって読者に準備させるか、転の説明部分がもっとスッキリとガンガンきたらよかったのになぁ、と思いました。

色々書きましたが、楽しんで読ませてもらいました。
ありがとうございました。
67

pass
2011年01月15日(土)01時32分 naze  +20点
面白い!とても面白かったです。
短くまとめてるところも良かったです。

64

pass
2011年01月15日(土)01時31分 学無  0点
初めまして学無といいます。
素人が不躾に批評します。

『やあ、はじめまして』なんて切り出しで始まる話を初めて読みました。
そこから延々と『彼女』(ヒロインの事をさします)の独白的に物語が展開され、
まるでノベルゲームをやっているかのような臨場感は素晴らしかったと思います。

ただし、良くも悪くも『彼女』(同上)の独りよがり。という評価に集約されます。
一人で語っていたり、自分で自分の事を『哲学的な彼女』と称したり、勝手に結論付けたりと、読者(主人公?)そっちのけで、読んでいてイタかったです……

今回の点数は「上の苦言 + 深夜のテンションによる補正」と見ていただければと思います。

73

pass
2011年01月15日(土)01時31分 卓人  0点
哲学的かどうかはともかく、彼女の口調、理屈っぽさ、男勝りなところがいです。

74

pass
2011年01月15日(土)01時30分 安里真裕  0点
テンポ良く話が進み、また彼女が非常に哲学「的」で良いです。
ただ、ボクっ子+男の子口調というのがちょっと男性的過ぎる気がして、本当に個人的ですがマイナスポイントでした。
タイトルで大体の内容が解ってしまうのも少し残念なところ。もう一捻りあると良かったかなと思います。

67

pass
2011年01月15日(土)01時29分 感想   +10点
・女の子が言葉の微妙なニュアンスにこだわって語りだし、落ちとしてデレる。ポイントは押さえていますね。
・短いですし、描写もなく、彼女というキャラクターの具体的なイメージも浮かばないのですが、最初の投稿として評価したいですね。次回に期待です。

73

pass
2011年01月15日(土)01時28分 呟き尾形 
 こんにちわ。呟き尾形です。

 彼女は『彼女』なのか?
 を読ませていただきました。

 タイトルと書き出しのインパクトは面白かったと思いますし、コンパクトにまとまっていたと思います。
 ただ、起承転結の「転」の部分のインパクトが弱かったと思います。
72

pass
合計 13人 110点


お名前
E-Mail  公開しない公開する
↑作者レスをする場合は、作品投稿時のメールアドレスを入力して下さい。
−− メッセージ −−
作者レス
評価する
 PASSWORD(必須)  トリップ 

<<一覧に戻る || ページ最上部へ
作品の編集・削除
PASSWORD